経済的に厳しい大学生への給付型奨学金、高校時の成績を条件とする案が出る 197
どうとでもなる条件に 部門より
経済的に厳しい大学生に対する給付型奨学金の給付が検討されているが、自民党や文部科学省が高校時代の成績が平均4以上の学生を対象に、毎月3万円を給付する方針を固めたという(朝日新聞、NHK)。
ただ、財源をどうするかという問題は解決していない。生活保護・住民税非課税世帯などの貧困世帯が対象とのことで、成績の条件を満たせば直ちに給付対象となるわけではないのだが、それでも財源は不足しているという(日経新聞)。そのため、所得税の「特定扶養控除」を縮小することも検討されているという(朝日新聞の別記事)。
特定扶養控除は19歳以上23歳未満の親族と生計をともにしている場合63万円の所得控除が受けられるというもので、不足分は同世代を扶養する世帯から取ろう、ということだろうか。