日経新聞が「テクノロジー・ハラスメント」を報じる。無自覚なハラスメント発言には注意 138
ハラハラ 部門より
無料部分しか読んでいないが「Zoomの設定ぐらい一人で出来ませんか?よくそれで仕事できますね」といったコメントがハラスメントに当たるという。この用語自体は以前から存在した模様。言い方はともかく、半分は仕事上の問題点の指摘だと思うのだが、テクハラと言われそうな側のスラド諸氏の見解は如何に?
上のタレコミにもあるように、ちょっとした発言がパワハラとして指摘される可能性が高まっている。この日経新聞の記事によれば、酒を飲めない人に酒を勧めた場合はアルコール・ハラスメント(アルハラ)」、結婚の有無を協調するような言動は「マリッジ・ハラスメント(マリハラ)」、たばこの煙で不快な思いをさせる場合は「スモーキング・ハラスメント(スモハラ)」、恋人がいる人が恋愛や結婚観を押しつける行為は「ラブ・ハラスメント(ラブハラ)」などと呼ばれるそうだ。厚生労働省によれば、全国の総合労働相談によ寄せられる「いじめ・嫌がらせ」件数は2019年度で約8万8000件ほどあり、前年度比5.8%増加しているという。
日本では2019年5月に改正労働施策総合推進法[PDF](通称:パワハラ防止法)が成立している。大企業では2020年6月から施行され、中小企業でも2022年4月から施行される。この法律では、事業主にパワハラ防止の方針の明確化と周知、ハラスメントに対する相談体制の構築、ケアや再発防止などが求められる。罰則規定はないものの、パワハラが常態化している企業に関しては企業名が公開される(パワハラ防止法とは何ですか?)。先の日経新聞の記事では、この法律を受けて各企業の対応状況などについても紹介されている。