デジタルに不慣れなデジタル庁 189
猫の国 部門より
maia 曰く、
今どきこういうやらかしはどうかと思う。デジタル庁のデジタルリテラシーはどうなっておるのか、
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
今どきこういうやらかしはどうかと思う。デジタル庁のデジタルリテラシーはどうなっておるのか、
Apple はトルコでの通貨危機深刻化を受けて製品の販売を一時中止していたが、大幅な値上げを実施して販売を再開したようだ (Report.az の記事、 Mac Rumors の記事、 Neowin の記事、 9to5Mac の記事)。
1 トルコリラは対米ドル比で 2 月に 0.14 ドル台まで上昇したものの 3 月には下落し、4 月 ~ 9 月は 0.11ドル ~ 0.12 ドル台で推移していた。しかし、10 月下旬には 0.10 ドル台まで下落しており、11 月 18 日にトルコ中央銀行がインフレ下にもかかわらず政策金利引き下げを発表したため、23 日には 0.080 ドル台まで暴落した。年初との比較ではおよそ 40 % の下落となる。
これを受けて Apple はトルコのオンラインストアでの販売を 23 日に停止。翌 24 日には実店舗での販売も停止した。そのためイスタンブールに 3 か所ある Apple Store では店の前に行列ができ、スタッフは Genius Bar でのサービスが目的の客のみを入店させていたという。Apple Store で販売を停止した理由は不明だが、品切れになったためだという話も出ている。
その後 26 日には販売が再開されているが、平均で 25 % の値上げが行われたとのことだ。
Microsoftは開発環境を含むWinows 11 Enterpriseの仮想マシンを無償公開した(Windows 10 の開発環境を取得する)。VMWare、Hyper-V、VirtualBox、Parallels用のファイルがダウンロードできる。VMにはWindows 11 Enterpriseの評価版、Windows 10 SDKバージョン2004、Visual Studio 2019、Visual Studio Code、WSL上のUbuntu、Windows ターミナルが含まれ、開発者モードが有効化されている。評価版の使用期限は2022年1月9日まで。
インポートして確認してみたが、少なくともVMware用の仮想マシンにはTPMが構成されていなかった。TPMのない構成は非サポートではなかったのだろうか。
アストロスケールホールディングスが第三者割当増資で約124億円を調達した。6回目の資金調達で、累計調達額は334億円となった(日経、ニュースリリース)。スペースデブリ除去衛星の量産施設の整備や技術開発などに充てる。アストロスケールは、運用終了衛星の除去、デブリの除去、静止衛星の軌道修正で寿命延長といったサービスを目指している。2021年3月には技術実証衛星「ELSA-d」を打ち上げ、現在動作実験を行っている。今後、商用化衛星「ELSA-M」を量産する計画。英国でエルサMを同時に複数機製造できる工場を建設中。日本ではエルサMに加え、JAXAと共同開発する別の大型デブリ除去衛星の工場も建設する予定。
金融庁は11月26日、みずほ銀行およびみずほフィナンシャルグループに対して業務改善命令を出した。同社は今年の2月から9月という短期間で計8回のシステム障害を起こしており、金融庁は「日本の決済システムに対する信頼感を損ねた」と指摘した。改善命令として出された指摘は非常に厳しいもので、同社経営陣はシステムの実態を理解できず保守運用に必要な人員や費用を削減したことにより、十分な品質保証や検証ができない状況にある。これを改善して再発防止するように命じている(金融庁、ITmedia)。
業務改善命令のうち、中でも下記の処分の理由の9番目の項目については、金融庁の怒りを凝縮した内容ではないかとする指摘も見られるようだ。
(1)システムに係るリスクと専門性の軽視 (2)IT現場の実態軽視 (3)顧客影響に対する感度の欠如、営業現場の実態軽視 (4)言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない姿勢
結果として坂井辰史FG社長ら3トップが退任に追い込まれる事態となっている。また朝日新聞によれば、金融庁側は坂井氏ら経営陣が業績だけを重視した結果、現場に強いコスト削減圧力がかかり、これによりシステム障害を繰り返すようになったと考えていたようだ(朝日新聞)。
世界保健機関 (WHO) は 11 月 26 日、SARS-CoV-2 (新型コロナウイルス) の変異株「B.1.1.529」に「オミクロン」株と命名すると発表した (ニュースリリース)。
カテゴリは最も警戒レベルの高い「懸念される変異株」 (VOC: variant of concern)。VOC となった変異株はアルファ、ベータ、ガンマ、デルタに次ぐ 5 番目となる。
変異株はミュー (μ) まで命名されていたので次はニュー (ν) かと思われたが、クサイ (ξ) と共に飛ばされた。飛ばされた理由について、ニューは同じ発音の New との混同を避けるため、クサイは特定の地域との混同を避けるためだとされるが、クサイ (Xi) は中国の習近平国家主席の「習」と同じ綴りなのでそれを避けるためという見方も出ている (朝日新聞GLOBE+ の記事、 New York Post の記事)。
タレコミ時点で命名された変異株のカテゴリは以下の通り
- 「懸念される変異株」:アルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、オミクロン
- 「注目すべき変異株」:ラムダ、ミュー
- 過去に「注目すべき変異株」だった「監視すべき変異株」:カッパ、イオタ、イータ
- 過去に「注目すべき変異株」だったが除外された変異株:イプシロン、ゼータ、シータ
犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward